先日ひさしぶりの、おひとり様ランチをしてきました。
今のご時勢の中で電車を使って遠出するのも、華やかな場所にいくのもはばかれるので、なかなかできなかったのです。
ちょっと散歩をして、ちょっと贅沢なおひとり様ランチをしただけで、わたしはご機嫌。
夫には内緒です。
この小さなヒミツのおかげで我が家は安泰なのだから、良しとしましょう。
ちょっとしたヒミツにある特別感が好き
子どものころに、「弟や妹には内緒だよ」といってこっそり夕飯の味見係をさせてもらうことが好きでした。
お母さんとわたしだけのヒミツをつくることが、なんだか嬉しかった。
大人になった今思うと、きっと兄弟それぞれに母との小さなヒミツがあったことでしょう。
昔から友人や恋人間で、隠し事はなし。なんて言われることがありましたが、わたしは反対派。
知らなくて良いこと、優しい嘘、個人の自由な領域はあってしかるべきだと思うのです。
それに今回のようなちょっとワクワクするような楽しいヒミツは、悪いことばかりではないですから。
わたしのおひとり様ランチも、夫にバレたところで「楽しかった?よかったね!」程度のもの。
今回のおひとり様ランチはカレーライス
散歩をしつつ、近所にある小さなカレー屋さんへ。
古くからおじいさん、おばあさんが営む優しい欧風カレーです。
といっても伺ったのは今回でまだ2回目。
1回目はずっと前に夫と一緒に行きました。
夫曰く欧風カレーはおうちカレーに似ているところがあるから、選択肢には入りづらいのだそう。
初めて行ったときも、わたしの猛プッシュで食べに行きました。
外食といったら「インドカレーかスパイスカレー」という夫です。
だからたまにはわたしだけで、こっそり味わってきました。
実家を離れてからは毎日なにかしら台所に向かうようになり、お母さんのお城だった台所はわたしのものです。
だからなのか、他人様(ひとさま)から作ってもらったごはんは、とってもありがたく感じるようになりました。
料理は好きだけど面倒に思うこともしばしば。
久しぶりに優しい外食ができて、だれかと一緒のごはんとは違う、ひとりならではの充足感を味わいました。
おなかも心も満たされて、幸せのチャージ完了です!
そして巣に戻る
帰りにスーパーで晩ごはんの買い物をして帰ります。
すこしずつ現実に引き戻されつつ、最後に100円のアイスを自分ひとりの分だけ買いました。
基本的には美味しいものも、楽しいことも夫とシェアしたいけれど、ときにはヒミツで独り占めもいいものです。
きっと子どもが生まれて来年には、「おひとり様〇〇会」はしばらくお預けだと思うので、今のうちにやっておけてよかった。
子どもが少し大きくなったら、また再開したいな。
家の中の雰囲気って、良くも悪くも女性のご機嫌に左右されるところがあるな~と思っています。
夫の機嫌はあまり関係ない気がする。
時々こうやってわたしのバランスを自分で保てるよう、調整したい。
こんな風に思いながら、我が家へ戻るのでした。