妊娠

子どもに見つかった病気のはなし

おひさしぶりです。ここみんです。

妊娠報告をしてからしばらく更新期間が空いてしまいましたが、また少しずつ書いていきます。

リハビリもかねて、あまり難しいことは考えずにブログを楽しめるように立ち返りたいな~。

妊婦検診での出来事

実は、おなかの子どもに病気が見つかりました。

通常の妊婦検診のなかに組み込まれていた、精密検査で発覚したのです。

7月半ばのことでした。

20分くらいと言われていた精密検査が、1時間くらい終わらず…

流石に途中でわたしも「これは何かあったな。」と気が付きました。

わたし自身、生まれつき心臓病を持っていて、遺伝性のある病気ではないと聞いていたのですが、ずっとひっそりと一番不安に思っていたのです。

心配事は口に出すと現実になるかもしれない。

言葉は言霊。なんて言うし、自分のなかだけにしまっておこう。

そう思っていたのですが、現実となってしまいました。

発覚してからの日々

わたしの心境はぐるりと一転しました。

妊娠してからの毎日は、つわりで苦しんだこともあったけれど、生きていることに感謝でいっぱいの毎日でした。

こんなに命に対して感動したり、幸せな気持ちを味わったことは生まれて初めてという経験です。

毎日のごはんもどうでもいいし(赤ちゃんに栄養をあげなくちゃいけないから、どうでもよくないのはわかっているのに…)

産後の生活の準備があれほど楽しみだったのに、不安と絶望で押しつぶされそうな思いでした。

家のことも手付かずになっていきました。

外に出れば幸せそうな、順調に見えてしまう他の妊婦さんが目に付いて。

元気にはしゃぐ子どもたちや、家族連れを見かけては情けない気持ちで溢れていきました。

ひとそれぞれ絶対にいろんな事情があるはずなのに。

それを知るよしもないというのに、ものすごく勝手な生き物ですね。

落ち込んで、自分の器の小ささに気づかされるたびに、わたしはなんて弱くてちっぽけな人間なのだと痛いほど思い知りました。

時間が少しだけ解決してくれた

この一ヶ月ほど、ひたすらに落ち込んで情緒不安定な日々を過ごしていました。

「もうケロッと立ち直りました~!」とはいきませんが、ほんの少しだけ前向きな気持ちも持てるようになりました。

一番近くにいる夫は、わたしのマイナスの感情を否定せずにいてくれます。

これがどれほどありがたいか。

つい自分を責めてしまいそうになるときも、赤ちゃんと共に消えてしまいたいと、情けない感情が湧き出てくるときもあります。

妊娠する前に、たとえどんな子どもでも我が家にやってきてくれる命は、受け止めると決めていたはずなのにこの有り様でした。

きっと他のひとから見たら、そんな小さなことで悩んで。と思う方もいるでしょう。

授かっただけで、命が繋がっているだけで、ありがたいことなのよ。という意見もあるだろうな、とふと思います。

頭ではわかっていても、自分の感情はそう簡単にコントロールできません。

ずっとポジティブでがんばることも無理です。

こんな弱い弱いわたしだけど、おなかにいる子どもはわたしがいなければ今生きていけない。

生まれてからも、わたしと夫のサポートなしには生きられない。

そしてそんな命を待ち望んで、やっとのことでわたしたち夫婦のところに来てくれたというのも事実。

だからいい加減、お母さんはシャキッとしようと思います。

時々ベソもかきながら。

先々のことが不透明で、不安でいっぱいの気持ちです。

どんな1年後、5年後、10年後になるかはわからないけれど、わたしにできる精一杯をコツコツ続けていこうと思います。

わたしが人類初のなにかをやっているわけでは決してないけれど、素直な気持ちで書いたわたしだけの文章が、どこかで誰かに寄り添えていたらと願います。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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