妊娠してから、ちまちまと手編みでベビー服を作っています。
まだ製作途中ですが、セレモニードレスのセット(ドレス、帽子、靴下)と、ロンパースがもうすぐ完成です。
全体を編んで、糸処理をして、あとは仕上げの段階まできました。
そこでぶつかった壁が「水通し」です。
- 水通しってどうやってやるのかな?
- そもそも水通しって必要なのかな?
- 仕上げの作業って何をしたらいいのかな?
などと、わたしと同じような疑問を持った方の参考となればと思います。
水通しは「する人」と「しない人」がいる
まず、調べていてわかったことがひとつ。
水通しの工程は、必ずみんながやるものではないということです。
なぜみんな同じではないのかというと、編み物は何通りものやり方があって、仕上がりもそれぞれの好みの問題だから違いが生まれます。
たとえば、毛糸のふんわりした感じを残しておきたい場合には、水通ししない。
反対にパリっときれいに仕上げたい、キレイに整えたい場合には、水通しをする。
といった違いです。
赤ちゃんの洋服に水通しは必要なのでは?
とはいえ大人が着る洋服とちがって、赤ちゃんの着るものはできる限り清潔にしておきたい。
よくインスタで「世界一幸せな洗濯」というタグを見ますが、赤ちゃんの触れる衣服はすべて水通しして、お日様にあてている印象がありました。
肌着やおくるみ、ガーゼなどはともかく、毛糸って一体どうなんでしょう?
がんばって時間もかけて編んだベビー服が、下手な水通しで縮んでだめになってしまっては悲しいですよね。
わたしが調べた結果、赤ちゃんのものであっても、毛糸の水通しはみんながしているわけではありませんでした。
理由は毛糸の素材からくるものでした。
ウール素材は水通しが難しい
ベビー服を手編みで作ろうと思ったら、赤ちゃんに優しい素材の毛糸を使う方が多いと思います。
わたしも色々と探して「メリノウール100%」のものを使いました。
もう少し大きくなって肌が強くなってきたら、子ども用の毛糸も視野に入れるつもりです。
今のところはできるだけ赤ちゃんの肌に負担のない素材を、と考えて糸を使っています。
さて、ウールの水通しは通常の布製のやり方よりも複雑になってきます。
他の自然素材の布よりも、ウールの毛糸は縮みやすく、縮んで戻りにくいことが多いからです。
ですので、わたしのような編み物初心者で、水通しをしたことがない。
というようなひとは、無理に毛糸の水通しは避けたほうが無難だと感じました。
「水通し」やらないなら、仕上げはどうするのか
わたしは「水通し」しないことに決めました。
その代わり、スチームアイロンで形を整えることに。
購入した毛糸にくっついている紙に、洗濯表示がついているはずです。
洗濯表示のアイロンマークを見つけて、対応の温度でアイロンをかけました。
たっぷりと蒸気を吸わせて、編んだ模様のところや端っこを伸ばして、形を整えます。
後日、ボタンや腕紐などの部品を取り付けて完成予定です。
赤ちゃんの素肌に直接触れるものは少ないので、これでよしとしました。
(ロンパースやドレスは肌着などなにか着せてから使うものなので。)
使ってみて洗濯するときに、さっと手洗いを試してみることに。
ひとまずアイロンをかけただけでは、大きく縮んだりだめになったりということはなかったので、悩んでいる方の参考になればうれしいです。