誰かに対して(夫や友人、親や職場の人など)ココ変わってくれたら良いのになと思うこと、ありませんか?
今日、わたしのブログに足を運んでくださったあなたに、少しでも似たような気持ちがあったとしたら、ぜひこの記事を読み進めて欲しいです。
わたしの体験談を交えつつ、人を変えるのが難しい理由とそれでも変わって欲しい場合の対処法をお話します。
目次
他人を変えるのは最高に難しい
人間は自分が一番大事な生き物
人間というのは、誰しも自分が大好きな生き物です。
謙遜していたり自分を卑下していたりしたとしても、無関係にみんな自分を一番大事に思っています。
かく言うわたしも、自己肯定感が低く自分より他人に価値があると思っていた時がありました。
そんな時でさえ自分の幸せを一番強く願っていたし、願っていたからこそ自分を可哀想に思って、辛いと言ってなだめたり、他人を羨んで自分を変えようとせずに現状を誤魔化し続けていました。
みんな人それぞれの価値観で、自分のことが世界一大事だと思っている集まりなのです。
言い方はちょっときついかもしれないですが、あなたが尊敬している誰かも、ひとりの人間であり、人として自分を大事にする性質を持っていることを頭の片隅に置いていてください。
人それぞれ自分中心の世界で生活している
人であれば、みんな少しずつ形は違えども、自己中心的なことは当たり前だと思っています。
それぞれが自分を中心とした視野の中で、考えたり動いたり他人と接したりして生活しているのですから、価値観が同じにならないのも当たり前です。
そして、価値観の違ったもの同士が共同生活を送る中で、コレはわたしの価値観と違うから歩み寄って欲しいのにな。と思うことがあります。
誰かに変わって欲しいと願う気持ちは、自分の世界観(価値観)に合わせて欲しいというわがままなのです。
だから、他人に変わって貰うのはなかなか難しいわけです。
思っている通りに自分の感情や考えを相手に上手に伝えるのは難しいですし、自分ではうまく伝えられたと思っていても相手にとってはチンプンカンプンなこともあります。
また、理解できてもあなたの願いを聞き入れてくれるかは、全くの別問題です。
どうしても他人に変わって欲しいあなたへ
相手にとっての利点(メリット)を考える
自分の価値観を曲げたり変えたりして、誰かの考えを汲む時ってどういう時でしょうか?
例えば、A子さんはBさんに食後の皿洗いをすぐに済ませて欲しいと思っているけれど、Bさんは明日の朝までに片付ければ良いと思っている場合です。(自分で片付ければ良いというケースではなく、相手の役割という前提)
Bさんが夜の内に皿洗いをするには、動機が必要です。
つまり、皿洗いすると起こる良いことを考えて提案するという行動が必要となってくるわけです。
- 夜洗っておくと朝ごはんが作りやすくてA子さんが助かることを伝える
- 食後のデザートを用意してあるのでシンクをキレイにしておいてくれるとすぐに用意できることを伝える(A子さんBさん共に嬉しいこと)
- 洗ってくれたらマッサージしてあげる等のご褒美を提案する(Bさんにとって嬉しいこと)
上記のように、誰かが嬉しい・助かるから今やって欲しいということが伝われば、それならやろうかなと動き出してくれる可能性があります。
短期的に他人を変えるのは無理
そうはいっても、毎日皿洗いでご褒美を用意するのは本末転倒です。
正直いちいち伝え続けるのも疲れてしまいますし、伝えたところで行動してくれるかどうかは確実ではありません。
なのでわたしは、人を変えようとしない方があなたの気持ちの負担は少なくて済みますよとお伝えしたいです。
特に、昨日出会った人を今日変えようなんてことは無謀です。
人を動かすには執念に近しい根気や、工夫するための時間と労力が必要不可欠です。
理不尽な対応をされたり、納得出来ないことが起きたりするとすごく悔しかったり悲しかったりしますが、変える努力をするよりも違和感を覚えた相手から距離を置く努力に力を使うほうがよっぽど有意義です。
ちょっと小話として、我が家の話をしますと…
わたしの夫は、出会った頃からとても照れ屋で好きの「す」の字も言えないし、可愛いなんてなおさら言えないシャイな男性でした。
出会って6年目になり、最近ようやくわたしから「今日のわたし可愛い?」と聞いて、「はいはい、可愛い可愛い」とお世辞を返して貰えるようになったのです。←
6年も時間が掛かるのですから、付き合いの浅い人に変化を求めるなんて無理ゲーですよね。
根気よくコツコツ伝え続けるしかない
それでも変わって欲しい相手とは、どんな相手でしょうか?
パートナーなど、長い時間生活を共にする相手ではないですか?
好きで一緒にいる相手には、どうしても嫌なところやもう少し改善してくれたら……と思うところがいくつかあると思います。
生活を共にすればするほど、浮かんでくるものだと思います。
相手にどこを直して欲しいと思っているのか、どうして直して欲しいと思っているのか、改善されたらどんな利点があるのか(自分と相手それぞれに利点があるか)をよく考えるところから始めましょう。
そして、改善されたときの利点が浮かんだら、あとはひたすらコツコツ伝えるのみです。
変わって欲しいところが、二人にとって重要なポイントなら諦められないはずですから手を変え品を変え、癖がつくまで忍耐です。
ここまで書いておわかりの通り、かな~りメンドクサイですよね。
なので、やっぱり基本的に人を変えようとするのはオススメ出来ません。
上手にその場から逃げたり、他に集中できることを見つけたりして意識を逸らす方がよっぽど楽で簡単です。
どうしても、どうしても譲れないという強い意思のあるところだけがんばって、あとはほどほどにしておく。
記事の中でお話した「我が家の小話」書いたように、全く変えられないというわけでもないので、のんびり続けていけるところだけがんばりましょう。
ほどほどに、適当に。
終わりに
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
パートナーシップメインのお話でしたが、他の人間関係にも通じるところがあるので、良ければ応用して考えてみてください。
無理をして合わない人に合わせたり、反対に相手に変わって貰おうとヤキモキしたりせず、自分のペースでのほほんと暮らすきっかけになればと思い綴りました。
とはいえ、人間ですから感情が高ぶってモヤモヤすることもよくあることです。
そんなときはのんびりあったかいお茶を飲んだり、美味しいごはんやおやつを食べたりして気分転換しながら気長に生きていきましょう。
では、また。